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鉢岡山で油絵を描く

 2019年の2月に藤野駅の南側にある鉢岡山へ登りました。その時スケッチした水彩画を元に、油絵を描いたのですが、気に入らない感じになってしまいました。

 それを5年も経ってから現地で加筆することにして、出かけてきました。


 水彩を元に描いた油絵です。かなり不自然な夕景になっています。でも、印象としてはこのぐらい夕陽に輝いていたのです。でもあまりにも不自然な感じなので、現地で確かめたくなったのです。

 この赤で書いたコースは2019年の2月に行った時のコースです。

 実は、そのあと同じ2月に油絵の道具を持って加筆しに行っているのです。しかし、絵を見てわかるように、雪景色になっていて、先ほどの油絵とは全く別の雰囲気になっていました。そこで、重ねて持って行った新しいキャンバスにこの景色を描いたのです。


 杉峠の近くまで車で上がれます。今回は山歩きが目的ではなく油絵の加筆ですから、午後から車で出かけて峠近くまで上がりました。

 車を停めたところからすぐだったと思ったのですが、記憶なんて曖昧なものです。車を停めたところからこの斜面を上がるとちょっとした広場があり、その先に高圧線の鉄塔がありました。そんなものがあった記憶はありません。でも、右手の高台に一軒家があって、それ先だったことは覚えています。鉄塔の先をさらに行くとようやく一軒家が見えてきました。


 一軒家の先に、この家の人が作ったのでしょうか展望台がありました。かなり朽ちています。

その先に、白い車が捨てられたところがありました。

 この車は、5年経った今も朽ちてはいません。


 ご覧のように木々が成長して、見晴らしが良くありませんでした。5年前の雪景色と同じ場所からの光景です。枝が邪魔で良く見えないのですが、せっかく来たので、油絵の加筆をすることにしました。しかし、まだ夕方の日差しではありません。


 そこで、ちょうど良い日差しになるまでの間、左手の道を描くことにしました。

 午後3時ごろ、夕陽の感じになったので一気に描きました。どうでしょうか。最初の絵よりはリアルな雰囲気になったと思うのですが。

 日が落ちると急に寒くなります。急いで片付けて車に戻りました。